うつわ ももふく -作家もの和食器の店- 東京都町田市普段づかいの作家の器を扱っています。 |
石田誠さんの工房は、 愛媛県の松山市の山の中。 濃い緑に囲まれた場所にあります。 石田さんは、 穴窯という薪窯で南蛮という焼締のうつわを、 電気窯(にいろいろな細工をしたもの)で磁器のうつわを 焼いています。 この画像は、その南蛮の窯。 石田さんのつくる南蛮の器は、 不思議なことに、どんなうつわとも相性がよく、 なにげなくうつわを並べただけのテーブルが、 とても心地よいやさしい空間をつくる、 そんな力があるような気がします。 そんな南蛮が生み出される穴窯は、 長さが10メートル近く。 長いトンネルのような窯で、 1度に沢山の数を焼くことができますけれども、 1度の窯は4日間、昼夜を問わず薪をくべ続けるそう。 4日間も薪を炊き続けるわけですから、 薪も相当な量を使います。 1度の窯で使う薪の量は、この画像の倍。 薪窯を使った焼き物の仕事の半分は「薪割り」だそうで、 材木の切り出にチェーンソーを使ったり、と、 体力的にハードな焼き物なのです。 そんな南蛮、焼き上がりもハードです。 丈夫で、使いやすい。 一度使うと、虜になってしまうこと請け合いです。 石田さんの南蛮、 只今百福に沢山あります。
by momofuku-note
| 2008-05-12 08:27
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